fa-arrow-circle-right図解でわかる!ワンクリック詐欺
- 食欲
- 睡眠欲
- 性欲
です。
三大欲求がない人間は、そもそも存在しません。
ただし強すぎる欲望は詐欺に利用されることも……。
今回は人間の性的刺激や性欲を巧みにつけこむ、ワンクリック詐欺について解説します。
「ふわ~」っと、リラックス状態で性的画像、性的動画を見ていたのに、詐欺をしかけられ緊張感が走りあわあわしたことがあるのは、あなただけではありません。
でも大丈夫!
ワンクリック詐欺の手口さえ知れば、むやみに恐れる必要がないと必ずわかります。
利用者の恐怖と不安を煽る、ワンクリック詐欺の詳細について解説していきましょう。
目次
ネット詐欺の中で7割を占めるワンクリック詐欺
2016年8月にBBソフトサービスが発表したインターネット詐欺のリポートによると、インターネット詐欺被害は10代や40代が多数です。
中でも多かったのがワンクリック詐欺です。
実にインターネット詐欺全体の中で7割強の人が、ワンクリック詐欺に遭遇したというのです。
ワンクリック詐欺の被害金額は、少額であることが少なくありません。
セキュリティソフトを提供しているマカフィーの調査では、全体の6割ほどの被害が1万円以下とのこと。
しかし、被害金額の多いものになると10万円を超えることも……。
まだ働いていない層が大半の10代にとって、10万円の詐欺被害はかなり大きいはずです。
金銭面だけでなく、精神的なダメージも少なからずあるでしょう。
インターネット詐欺は、スマホの普及と深く関与しています。
何気なく操作していたら詐欺サイトに飛ばされてしまい、パニック状態に陥って、お金や情報を奪われるケースが目立ちます。
詐欺師は、ターゲットを不安や恐怖を煽り、IQを下げるアプローチを意図的にするものです。
正常な判断ができない状態に追い込めば、相手を簡単に陥落することが可能だと知っているのです。
後ろめたさから相談しづらい心理につけこむ詐欺師
80年代、90年代に青春を過ごしたおじさま方は、恐らくご存知でしょう。
かつてモザイク除去機なる、真に怪しげな機械が売られていました。
男性が性的に興奮したい際に、購入するような雑誌の広告欄には「モザイク除去機販売!」などといった謳い文句が並んでいたのです。
当時で数万円する物が多かったので、かなり高額です。
今でこそスマホやパソコンとネット環境さえあれば、海外の無修正動画を見ることも難しくない時代です。
しかし、当時の若者は「何とかしてモザイクの向こう側にたどり着きたい!」と涙ぐましい願いを持っていたのです。
結論から述べますと、これらはかなり詐欺に近いグレーゾーンの商売だったのです。
テレビとビデオデッキに、モザイク除去用の機械を繋いでモザイクの箇所にカーソルを併せてみるものの、ちっとも鮮明になりません。
購入してから「しまった!騙された!!」と後悔しても、後の祭りです。
なぜなら日本では、無修正の性的な動画は違法性が高いイメージを持たれているからです。
法的な観点でいけば、無修正動画は頒布、販売、公然と陳列、販売目的の所持でなければ犯罪に問われないのです。
しかし、法律の知識が皆無の少年、青年からすると「訴え出たら、俺が逮捕される!」と早合点し、泣き寝入りするしかなかったのです。
前置きが長くなりましたが、実はワンクリック詐欺も、性に対する後ろめたさを利用しています。
むふふサイトを見ていて、お金を請求されたとしても、その内容を誰かに伝えること自体に抵抗を覚えるものです。
とりわけ日本人は、恥に対する意識が強い民族のため、「気軽に相談」というわけにはいかないでしょう。
またワンクリック詐欺は、女性も一定数被害者が存在します。
女性は性に関する話を男性よりも隠す文化圏で暮らしている人も少なくないため、なおさら相談しづらいことも考えられます。
このように詐欺師の仕掛ける罠は、いつも用意周到です。
人間心理の機微まで理解し、それを悪用するのが詐欺師という生き物なのです。
金銭を請求されるパターンも……
ワンクリック詐欺は、
- サイトURLやメールをクリックすると「登録完了」がいきなり表示
- ア〇ルト系動画の再生、またはダウンロード終了後に料金請求
- アプリのダウンロード終了後に料金請求
- 電話発信画面が表示され、電話をかけさせるよう誘導
などが多く報告されています。
どれも恐怖心を高めるためのやり方で、無視して支障ありません。
最近、増えているのが請求画面が開いた瞬間に、シャッター音が鳴るやり方です。
予期せぬシャッター音によって、パニックに陥る人が少なくないでしょう。
もちろんシャッター音だけで、実際に写真を撮られてはいないので、無視しておけば問題ありません。
このようにワンクリック詐欺の手口も、年月を減るとともにかなり巧妙さを増してきています。
ワンクリック詐欺でのNG行動
ワンクリック詐欺は、慌てれば慌てるほど詐欺業者の思うつぼです。
「どうしよう!どうしよう!」とパニックになればなるほど、普段であればできる判断ができくなくなるものです。
主にやってはいけないことは下記の通りです。
- 料金を支払う
- 問い合わせを行う
となります。
詐欺業者は、あなたの情報を欲しがっています。
こちらから、わざわざ情報を提供する必要性は皆無です。
煽情的が画像、脅迫的な文言で精神的な揺さぶりをかけてきますがご安心してください。
サイトを閉じてしまえば実質的な被害はありません。
「焦って色んなボタンをクリックすればするほど、危険性が高まる!」と、心得ておきましょう。
裁判所から書類が届くケースも…
ワンクリック詐欺で振り込みの催促を無視していると、裁判所から書類が送付されてくることがあります。
送られてくる種類は主に
- 裁判所からの書類を模倣した偽物
- 実際に裁判所から送られてきているもの
の2つがあります。
多くの場合は裁判所の書類を模した書類です。
一見、本物っぽく映りますが、封筒の表面に『特別送達』の表記がなかったり、配達員から書類を手渡しされた際に署名を求められていなければ、「全て偽物である」と判断して問題ありません。
偽物が送られてきた場合、徹頭徹尾、無視し続けましょう。
レアなケースですが、実際に詐欺業者が裁判を起こし、裁判所から書類が送られてくるケースもあります。
この場合、無視し続けることは必ずしも得策といえません。
むしろ詐欺業者は、「無視してくれれば、支払催促を裁判所から発付してもらい、仮執行宣言が付されると強制執行できる」と悪だくみをしています。
難しい言葉が続いてしまいましたが、強制執行にまで持ち込めると、詐欺業者が有利になります。
法律や裁判制度をある程度調べた詐欺師は、こういったアプローチをすることがあるため油断ができません。
もし実際に裁判所から書類が届いた場合は、異議申立を行ってください。
ワンクリック詐欺で請求されるお金は、それほど多くない場合がほとんどです。
そのため裁判は簡易裁判所で行われるのです。
申立先は簡易裁判所になることが多いでしょう。
支払督促への対応
支払催促を申し立てられた場合、督促異議申立書が送られてきますので、「架空請求であること」「請求内容に見覚えがないこと」にチェックを入れて送付しましょう。
督促異議申立書の期限は2週間以内です。
督促異議申立書の送達から2週間が過ぎてしまうと、詐欺業者の主張が通ってしまいます。
そうなると支払督促の発付が行われるため、注意が必要です。
少額訴訟への対応
詐欺業者が少額訴訟を起こした場合、裁判所から訴状と答弁書が届きます。
答弁書の提出を怠り、最初の期日に赴かなければ、詐欺業者の言い分通り、業者に有利な判決が下されかねません。
必ず答弁書にある「通常の手続きによる審理及び裁判を求めます」にチェックを入れて、提出しましょう。
これらの手続きによって、裁判は民事へと移行することになります。
もちろん詐欺業者は「民事に移行すると勝ち目がない」ということを理解しています。
ただちに詐欺業者は、申立の取り下げを行うでしょう。
ワンクリック詐欺ならぬゼロクリック詐欺とは?
ワンクリック詐欺ならぬ、ゼロクリック詐欺なるものも報告されています。
ワンクリック詐欺は
- 年齢確認ボタン
- 動画の再生ボタン
などの、なんらかの操作でクリックをした後に詐欺が仕掛けられます。
ところがゼロクリック詐欺は、Webサイトを開いただけでメッセージが表示されます。
「えっ…何もしてないのに、えらいことになっちゃった!?」と狼狽させるのが、詐欺業者の狙いです。
ゼロクリック詐欺もワンクリック詐欺同様に、不安を煽ってお金をせしめようとしますが無視してOKです。
請求された金額など、一切支払う必要がありません。
ゼロクリック詐欺は、ワンクリック詐欺と基本的にやり方が同じです。
違うのは、クリック操作がないだけです。
「詐欺の手口に変わりはない」と捉えておくといいでしょう。
ワンクリック詐欺への対応策
ワンクリック詐欺への対応策は、下記となります。
- セキュリティ対策をしっかりする
- 基本無視するスタンスでOK
- お金を払わない
- 開いているサイトを閉じる
- ダウンロードした動画やアプリを削除
- 請求画面のスクショを保存(可能であれば印刷もしておく)
どれも難しいことではありません。
しかし、慌てふためくとこれらのことができなくなったり、おろそかになることもあるでしょう。
詐欺被害は「自分が騙されるわけがない」「騙されない自信がある」といった根拠のない思いを抱えている人ほど、コロッと騙されやすい傾向にあります。
むしろ「自分は騙されてしまうかもしれない……」といった慎重さを持つ人の方が、詐欺師に騙されづらいのです。
普段からあらかじめの対応をしっかりととっておき、もしワンクリック詐欺を仕掛けられたら一度、深呼吸し「慌てず冷静に!」と自身へ言い聞かせてください。
ワンクリック詐欺、ゼロクリック詐欺の相談はどこに?
もしあなたがワンクリック詐欺やゼロクリック詐欺に遭遇し、心が不安でいっぱいになってしまったら、どこに相談すればいいのでしょう?
- 国民生活センター
- 警察
- 弁護士
- 法テラス
国民生活センターは、ワンクリック詐欺、ゼロクリック詐欺の対処方法、または予防策を知りたい人にとってありがたい相談先です。
警察は、すでに詐欺業者へお金を振り込んでしまった場合、相談するといいでしょう。
警察が全ての案件に対応できるわけではないので、もし相談しても解決しなかった場合は、弁護士に相談するのがおすすめです。
督促状が届いたものの、弁護士費用が用意できそうにない場合は、法テラスに相談してください。
法テラスとは、国が設立した法的トラブル解決の総合案内所です。
様々な相談を受けてきたプロフェッショナルが、頼もしく回答してくれるはずです。
安全な「ワンクリック詐欺体験サイト」に慣れてパニックを防げ!
詐欺師が仕掛ける『IQ下げトラップ』に対抗するには、あらかじめ対抗策を練るしかありません。
人間が予期せぬことがいきなり起こると、パニックに陥る生き物です。
頭が真っ白になっては、正確な判断などできるはずもありません。
そんな方は『ワンクリック詐欺体験サイト』を何度か使って、どういうことが起こるのかをインプットしておくことを推奨します。
fa-linkhttp://kentaro-shimizu.com/lecture/fraud/complete.shtml
上記のサイトを来訪すると間髪入れず
「おめでとうございます!登録が無事に完了しました」
という文字が表示されドキッとさせられる作りになっています。
背景色が漆黒というのも、不穏な感じを演出しており威圧感がありますね。
特に強調したい箇所と思われる
「登録料45,000円を、至急下記口座までお振込み下さいます様、お願い致します」
「ご自宅、もしくはお勤め先へご請求」
上記の文字が赤字になっているのも、迫力を生む要因のひとつです。
「ワンクリック銀行」という架空の銀行の振込先まで掲載されているため、その作り込みには頭が下がります。
もちろん、ワンクリック詐欺を疑似体験してもらうためのサイトですので、実害は全くありません。
興味を持った方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
「ワンクリック詐欺の疑似体験ができるサイト」と理解しておけば、恐怖を軽減できるはずです。
ア〇ルトサイト見たいなら安全な方法で
ア〇ルトサイトを見たいという気持ち自体は、もちろん悪いことではありません。
しかし、「無料で見よう!」「違法サイトでもいいか」という思いが、結果的にワンクリック詐欺に遭遇する確率を高めるのも事実です。
我々には日本が誇るべきア〇ルトサイトFANZA(https://www.dmm.co.jp/top/)が存在します。
月額いくらか支払うだけで、安心してむふふな動画が見られます。
またU-NEXTが提供する「H-NEXT (エッチネクスト)」(https://video.hnext.jp/)では、月々1,980円払えば4万本ほどのむふふ動画が見放題です。
安全を確保してもらえることを考えれば、決して高い金額ではないでしょう。
「どうしてもお財布に余裕がない!」という方はSOD(https://ec.sod.co.jp/prime/)の力を借りましょう。
大手のア〇ルトサイトのソフトオンデマンドが、「コロナ禍の日本をエロで励ましたい!」と『SOD Free』というサイトで、過去のSOD作品を無料公開してくれています。
「ただほど高いものはない」というのは、本質をつく言葉ですが、天下のSODなら信頼ができますね。
まとめ
スマホやパソコンで手軽に色んなサイトにアクセスできる時代になったからこそ、トラストリテラシーを高めることが重要です。
人間だからこそ欲に振り回される面もあります。
しかし、欲望に突き動かされて制御不能になると、いとも簡単に、詐欺師の仕掛けたトラップに引っ掛かりかねないのも事実です。
欲望に飲み込まれるのではなく賢く飼いならして、詐欺被害に遭わないようにしましょう。