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100年前から存在するポンジ・スキーム詐欺の実態!誰もが人生で一度は遭遇する!?
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図解でわかる!ポンジ・スキーム詐欺の実態

投資詐欺に精通していない人であれば、ポンジ・スキームと聞いても「何それ、よくわからし…?」と思うかもしれません。

しかし、ポンジ・スキーム詐欺は、かなり前からある詐欺の手口です。

今あなたがこの文章を読まれているたった今でも、誰かがポンジ・スキーム詐欺の被害に遭遇している可能性が大です。

ポンジ・スキーム詐欺は、それほどメジャーな詐欺の一種といえます。

今回は、身近なのに意外と知られていないポンジ・スキーム詐欺の実態や、見破り方などについて解説していきましょう。

ポンジ詐欺の生みの親・チャールズ・ポンジは超賢い!?

チャールズ・ポンジ

チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)

ポンジ・スキーム詐欺の生みの親、チャールズ・ポンジ(Charles Ponzi)とはどのような人物だったのでしょう?

詐欺師の考えや半生を見ていくことで、その心理や性質の理解が深まります。

小川直也さんが、橋本真也さんに多大なダメージを与えたSTO。

こちらの正式名称は、スペーストルネートオガワ(Space Tornado Ogawa)。

このように発明者、発案者の名前を含んだものが、後々まで語り継がれるのは、何もプロレスの世界だけに限りません。

詐欺の世界で、かなり有名な人といえばチャールズ・ポンジです。

ちょっと間の抜けた響きのように思えるものの、チャールズ・ポンジはものすごく頭の切れる人間でした。

ちなみに彼の本名はカルロ・ピエトロ・ジョヴァンニ・グリェルモ・テバルド・ポンツィ。

哲人皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスなみに名前が長いため、通り名であったチャールズ・ポンジの方を採用して話を進めましょう。

チャールズ・ポンジは1910年代から1920年代に、アメリカで活動した詐欺師です。

「今もなお続くネズミ講ビジネスの源流はチャールズ・ポンジ」という説もあるほどです。

イタリア王国のルーゴで誕生したチャールズ・ポンジは、1903年にアメリカへ渡ります。

詐欺の手法を思いつく人間は、優秀な頭脳の持ち主が多く、彼も例外ではありませんでした。

通信販売という表のビジネスをしていた際、海外で買う国際返信切手券の切手の返還レートと外貨交換レートに差が生じることを発見します。

「これは利ざやが得られるぞ!」という思いつきから、大規模詐欺を仕掛けて収益を上げることに成功しました。

とはいえ悪いことは長く続かないものです。

チャールズ・ポンジの謳ったビジネスは、自転車操業でしかなく「破綻させることが前提の詐欺」だと見破られ、ついに詐欺罪で御用になります。

彼は刑務所へ収監されることになりました。

チャールズ・ポンジの晩年はかなり不遇で、詐欺を繰り返した結果、アメリカ市民権をはく奪されます。

1934年に出生の国であるイタリアに戻った後、ブラジルへ拠点を移すことになります。

晩年は脳障害、心臓発作、視力障害などをわずらった為、ほぼ目が見えていなかったといわれています。

一時期は派手に儲けることができても、ズルいやり方はずっと続かないという典型例かもしれません。ポンジ詐欺の生みの親・チャールズ・ポンジ

しかし、チャールズ・ポンジのやり方は汎用性が高く、その後、詐欺のフォロワーを多数生み出すという結果につながってしまいました。

後世の詐欺師に与えた影響は絶大で、詐欺業界を大きく変えたといっても過言ではありません。

詐欺業界の手塚治虫といえるかもしれませんね(手塚先生に怒られそうですが…)。

最も古い投資詐欺!ポンジ・スキーム詐欺とは?

投資詐欺投資詐欺の大半は、ポンジ・スキーム詐欺といわれています。

騙されるかどうかは抜きにして、誰もが人生で一度以上は、何らかのポンジ・スキーム詐欺を持ちかけられる可能性が高いのです。

投資に対して詳しい人は、利回り率が異常に高いと怪しむものです。

ポンジ・スキーム詐欺は、それほど投資に関する知識がない人をターゲットに選ぶことも少なくありません。

利回り50%というありえない話を「あなただけに、こっそり紹介します」と甘言を使い、たぶらかそうとする詐欺師がたくさんいるのです。

世界最大であり最高の投資家といわれるウォーレン・バフェット氏。

彼の利回りでさえ2割強です。

37年間以上、22.6%の利回りを続けられるだけで神がかりといわざるをえません。

バフェット氏の数値を参考にすれば、50%の利回りがいかに法外かがわかるでしょう。

ポンジ・スキーム詐欺を、端的にいえば自転車操業的詐欺になります。

ポンジ・スキーム詐欺の説明をする前に、まずは合法な運用法について確認していきましょう。

ビジネス投資(合法な運用法)
出資者からお金を集める

集金したものを事業や投資での運用を行う

利益の一部を配当金としてバックする

上記が法を守っているビジネス投資のやり方です。

このように正規の方法で50%の利回りを出すことはほぼ不可能といえるでしょう。

続いてポンジ・スキーム詐欺の運用法を見ていきます。

ポンジ・スキーム詐欺の運用方法
出資者からお金を集める

運用しているように演出しておいて、何の運用もしていない

集金したお金をまるで利益のように思わせて配当金に見せかける(実情は集金したものの横流し)

「類を見ない高い利回り」というのが宣伝効果を生み、たくさんの人間が多額を出資

集金した分を配当金に見せかけるのには限界があり、どこかの段階で必ず破綻

投資(合法な運用法)とポンジ・スキーム詐欺ポンジ・スキーム詐欺は、長期的に騙すことが多いため、いきなりトンズラされ「あれ?おかしいぞ!?」と気づいても後の祭りです。

信頼できる周囲の人間が出資しているのを見て「あの人達も安心して出資しているのなら、問題ない」と思い込むケースも多いようです。

途中段階までは、かなり信頼を得るため、騙された人の精神的なダメージはかなりのものです。

また、詐欺と判明するまでのスパンが長く、そのため詐欺が発覚した後は、被害額が甚大になることも少なくありません。

ポンジ・スキーム詐欺を仕掛ける犯人は、ある日忽然と姿を消し去るのです。

過去に起きた有名なポンジ・スキーム詐欺の実例

ポンジ・スキーム詐欺への理解を深めるためには、過去にあった事例を知ることが大切です。

  • プラストークン事件
  • Bitclub事件
  • ナスダック事件

上記3つについて解説していきましょう。

プラストークン事件

仮想通貨に関するポンジ・スキーム詐欺は、今後も露見するものが多そうな模様です。

プラストークン事件は「仮想通貨を預けてくれれば、月利10%の利益を約束します」と高い利回りをアピールして、多くの人を騙しました。プラストークン事件

大規模なポンジ・スキーム詐欺の典型例といえるでしょう。

「AIを用いた取引をする」と説明していたのも、現代的な詐欺という感じがしますね。

運営者は
・イーサリアム
・ビットコイン
などの仮想通貨を詐欺に利用します。

こちらの事件の被害金額はなんと、3,290億円

しかも、盗まれてしまった仮想通貨はすでに世界のあらゆる国へ送金済みです。

このように仮想通貨の詐欺は、取り戻すことが実質不可能といえます。

「日本人の被害者もいた」と報告されているため、「自分は他の人より情報をキャッチするのが得意だ!」と、うぬぼれている人ほど、仮想通貨のポンジ・スキーム詐欺被害に遭遇する確率は高くなるかもしれません。

Bitclub事件

こちらも仮想通貨関連のポンジ・スキーム詐欺です。

プラストークン事件ほど、大規模ではなかったもののビットコインマイニングを使ったこともあり、一部で話題になりました。Bitclub事件

3名のアメリカ人が「ビットコインマイニングする為に、BitClubへ出資しませんか?」という投資話をアメリカの投資家に持ち掛けて、785億円を騙しとったのです。

ビットクラブ・ネットワーク(BitClub Network)の運営者3名が逮捕されました。

Bitclub事件では、ユーザーに「他のユーザーをどんどん紹介してほしい」と呼び掛けていたことも判明します。

新規ユーザーを紹介すると「紹介者ボーナス」が配られていました。

このようにマルチ商法に近い仕組みを取り入れるポンジ・スキーム詐欺も珍しくありません。

逮捕された3名以外にも、関連した人物がいると見られており、ニュージャージ州の米国当局は今なお捜査を続けているとのことです。

ナスダック事件

過去にあった最大のポンジ・スキーム詐欺といえば、ナスダック事件でしょう。

被害総額は6兆円。

規模がばかデカいのには理由があります。

詐欺を仕掛けていたバーナード・ローレンス・マドフは、金融業者、相場師、投資顧問として長年信頼を得ることに成功していました。

バーナード・ローレンス・マドフ

バーナード・ローレンス・マドフ

ナスダックといえば名の知れた一流企業です。

その会長を務めていたマドフ氏ですから、かなり権威があったといえます。

ポンジ・スキーム詐欺は長期に及ぶものが多いという特徴を持ちますが、ナスダック事件は25年間に渡り続いた投資詐欺です。

マドフ氏が設立したマドフ投資会というグループで不正行為が行われていたのですが、そのやり方が巧みでした。

「投資会に入りたいと希望した人の全員を受け入れることはせず、たまに断っていた」というのです。

これは人間心理をしっかり理解した者の巧妙な手法です。

すぐに手に入ったり、たやすく願望が叶うことに人は価値を見出しません。

障壁があったり、すぐに願望が満たせないものほど「価値があるに違いない」という無意識の思い込みが生じます。

大規模な詐欺を仕掛ける人間は、総じてクレバーです。

マドフ氏も人の心理をひだまで理解、研究したはずです。

投資話のブランディングにも長けていました。

2008年に逮捕されたマドフ氏は、懲役150年の判決が下されました。

かなり儲けたものの晩節を汚したといえるでしょう。

ちなみにこの事件の被害者には、世界的名監督であるスティーブン・スピルバーグ氏も入っていたというのですから驚きです。

日本では野村証券も被害に遭ったことが判明しています。

ポンジ・スキーム詐欺の見抜き方

知らない間に忍び寄ることも多いポンジ・スキーム詐欺。

我々はどのように見破ればいいのでしょうか。

主にチェックすべきは下記となります。

ポンジ・スキーム詐欺にあわないためにチェックすべきこと
  • 常識外れの利回りの高さ
  • 元本保証を強調
  • 勧誘者のキャリアが怪しい
  • 他者を紹介すると報酬が発生するシステム

ポンジ・スキーム詐欺の見抜き方各々について解説していきましょう。

常識外れの利回りの高さ

前記したとおりウォーレン・バフェット氏でさえ、生涯の利回りは2割を少し超えるほどです。

投資は甘い世界ではありません。

10%を超える利回りでも、かなり高いといえます。

持ちかけられた投資の話で、桁違いな利回りであればその時点で「詐欺確定!」と思って問題ありません。

「高い配当」は確かに甘美ですが、「うまい話には必ず裏がある」と脊髄反射で思えるようにならなければ、あなたはずっと詐欺師に騙され続けるかもしれません。

それほど詐欺師というのは、狡猾な生き物なのです。

元本保証を強調

投資経験がほとんどない人からすると、「元本絶対保証」という謳い文句は安心する材料かもしれません。

しかし、資産運用で、元本保証というのがそもそもない話です。

投資は常にリスクがあるものです。

投資した額以上に損失が出る可能性が、どの資産運用でも考えられます。

今や大企業でも倒産する時代です。

「元本保証」というのは言い方を変えると「会社が絶対に倒産しない」という表現と同じになります。

潰れる可能性がゼロではないのは、国も同様です。

2009年に「ばらまき政策」による赤字が露見して、ギリシャ危機が訪れたのを、覚えている人もいるはずです。

国債を買っていても、国家が破綻する可能性はゼロと言い切れないのもまた事実です。

合法の投資案件は、しっかりとリスクについても隠さずに説明してくれるのです。

勧誘者のキャリアが怪しい

テクノロジーが発達したおかげで、詐欺業者や詐欺師などを検索で調べることが用意になりました。

また、キャリアを開示しているか、いないかもスマホかパソコンさえあれば、すぐに確認することが可能です。

あなたに投資話を持ち掛けてきた人の名前をネットで検索して、もし信頼できないキャリアだったとすれば、その案件に乗らない方がいいでしょう。

Googleだけでなく、TwitterなどのSNSでも詳細に調べてみることをおすすめします。

他者を紹介すると報酬が発生するシステム

「人を紹介すれば報酬をお渡しします」といったねずみ講まがいのやり方を行うところもあります。

裏を返せば「紹介システムがなければ、普及することが不可能な投資案件」と捉えられます。

好条件の投資案件は、いずれ情報が行き渡っていくものです。

それができないからこそ、「人為的な紹介システムで、強引に拡散している」とも解釈できますね。

あなただけに美味しい話が来るのはなぜ?

あなただけに美味しい話が来るのはなぜ?これは投資詐欺に限らずですが、そもそもなぜあなただけに美味しい話が回ってくるのでしょうか。

そこに不信感を抱かない人は、「詐欺被害に遭う確率がかなり高め」といわざるをえません。

ギャンブルに話を置き換えると、わかりやすいかもしれません。

書店へ行くと「〇〇馬券術」といった馬券の買い方本がたくさん売られています。

そういった本を出す人の目的って「お金儲けがしたい」というのがほとんどです。

慈善事業でやっている人など皆無です。

それなら本など出さずに、自分で馬券を的中させまくっていれば目的達成ですよね?

それが不可能だから、馬券の指南書を書いて儲ける選択をしているのでしょう。

詐欺も構造は全く同じです。

投資話を持ち掛けてきた人が、なぜあなたを選ぶのか?

それはカモに見えているからに他なりません。

もしかしたら詐欺師から見たあなたは、でっかいネギを背負ったカモに映っている可能性すらあります。

詐欺師が利用するのは、ターゲットの承認欲求です。

強い承認欲求を持つと詐欺に遭いやすい!?

正常は判断能力を持つ人であれば「なんで自分にそんな話を持ってくんの!?超怪しいんだけど?」と訝るものです。

しかし、一部そうはならない人がいます。

それは強烈な承認欲求を持っている人達です。

他者を操作しようとしたり、騙そうと企む人間は、相手の承認欲求の度合を推しはかります。

承認欲求の奴隷ほど、騙しやすい人はいません。

彼ら彼女らは「自分には何か特別なものがあるはず」「自分はまだ、世に出してくれる人と出会えていないだけ」といった「いやそれ、中二病やないかいっ!」と、つっこみたくなるような思いを抱いています。

承認欲求を強い人ほど、特別扱いに弱いものです。

「他の人には、まだ話してないですが……」「特別あなただけにお教えします」といったフレーズを聞くだけで、脳内は溶けたチーズ以上にとろとろです。

たちまち愉悦状態となり、内心「やっと気づく人がいた!」「自分の特別さを見抜ける人が現れた!」と高揚しっぱなしです。

もちろんこれは詐欺師の操作によって、とろとろ状態へ誘導されているに過ぎません。

「自分は、どうも昔から承認欲求が強すぎる……」と自覚がある人ほど、ポンジ・スキーム詐欺をはじめとする、様々な詐欺被害に遭わないよう注意してくださいね。

まとめ

ポンジ・スキーム詐欺の歴史を振り返りつつ、どのように見抜けばいいのかなどを紹介してきました。

恐らくポンジ・スキーム詐欺は今後も存在し続け、騙される人も一定数いるでしょう。

詐欺を見抜けるようになるためには、トラストリテラシーを高めることです。

詐欺師がどういう人間でどんな言葉を多用し、どんなアプローチをしれくるのかをまず理解する必要があります。

超情報化社会だからこそ、詐欺師達もあの手この手であなたを騙そうと試みます。

詐欺被害に遭遇し痛い目を見ないよう、あなたも日々トラストリテラシーを高めていってくださいね。

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