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「おめでとうございます!」で喜ばせ、騙しにかかる宝くじ・賞金詐欺
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図解でわかる!宝くじ・賞金詐欺

宝くじと聞けば「夢が広がる楽しいもの」「当選したら何を買おうかって想像するだけで笑顔になる」などポジティブな印象を持っている人が多いかもしれません。

この人のワクワク感を利用して、お金を騙し取ろうとする人達います。

今回は、欲望や不安を巧妙に煽りながら人を騙す宝くじ・賞金詐欺の実態について解説します。

宝くじ・賞金詐欺とは?

宝くじ・賞金詐欺の手口は様々あります。

おめでとうござます!当選が確定しましたのでお手続きをお願いします

と架空の当選で心理操作を試みようとするものもあれば、宝くじ売り場で直線、甘言を伝えてくるケースも…。

また宝くじの販売権を密かに譲渡しようとする手口もあります。

各々について解説していきましょう。

ロト6

ロト6ロト6に関する詐欺は、みずほ銀行が公式HP(https://www.mizuhobank.co.jp/retail/takarakuji/warning/loto6attention.html)で注意喚起するほど、多くの被害が出ています。

大まかにどういった流れで詐欺が発生するのかを要約しましょう。

  1. 詐欺師がロト6の情報提供者を名乗る電話をかけてくる
  2. 「実は本日の抽選結果をすでに知っている。今から結果を伝えるので、明日の新聞で確認をしてほしい」と伝えられる
  3. ターゲットが翌朝、新聞を見ると言われた番号が掲載されている
  4. 信じ込んだターゲットが、詐欺師に情報料を指定口座に支払う

上記のようなプロセスを経て、詐欺被害が成り立ちます。

もちろんこれには裏があります。

ロト6のように自分自身で買いたい数字を選んで購入する「数字選択式宝くじ」と呼ばれるものの抽せんは、毎週月曜日から金曜日の18時45分に行われます。ロト6に関する詐欺

その様子がネットで生中継されていることを意外と知らない人が多いのです。

つまり18時45分からのネット中継さえ見ていれば、誰でもいち早く番号を知れるというからくりですね。

シニア層になると、スマホやパソコン操作が苦手な人間も少なくないため、「数字選択式宝くじ」の抽選が生配信されていることなど知らないこともよくあります。

情報弱者を狙った卑劣な犯罪といえるでしょう。

海外宝くじ

距離感がある世界の方がリアリティーを感じづらい分、騙されるのかもしれません。

日本国内で売られている詐欺ではなく、「海外の宝くじが当たりました!」というアプローチによる詐欺被害が多数、報告されています。

よくある手口が「1,000万円が当選しましたので、当選金を受け取るための1万円のお金をご用意してお申込みください(※要求される金額は1万円以外のこともあります)」というものです。

「大金が手にできる!」と舞い上がった状態になるため、「少しくらいのお金は支払ってもいいか」と脳内で勝手に収支を計算してしまうものの、当選してもらえるお金はまだ手元にないのです。海外宝くじ詐欺

しかし、ついそれを忘れて伝えられたとおりに、お金を支払ってしまう人も存在するのです。

国民生活センターに寄せられた海外宝くじ詐欺に関する相談件数は2011年度だけで8,000件を上回っています。

海外宝くじ詐欺の被害になるのは、全体の半分以上が70歳以上のお年寄りです。

「騙された金額が少額だから、まあいいか」と諦めていたら、海外宝くじ詐欺がきっかけでクレジットカードが不正使用されてしまい、二次被害が出た事例もありました。

やはりこういった甘い話には最初から耳を貸さないのがベストの選択です。

宝くじの販売権売買

角度の変わった詐欺になると

あなたに宝くじの販売権をお売りします

といったアプローチをしてくるものがあります。

まず頭に入れておくべきなのが、宝くじの販売権の売買や譲渡自体が不可能であるということです。

宝くじを販売できるのは、みずほ銀行から業務委託されている個人や企業です。

あるいは地方自治体から業務委託されているみずほ銀行のみです。

これら以外は一切、関与する権利を持ちません。

詐欺業者や詐欺師は

これまでと規則が変わり販売権の一部が入手できるようになりました。預託金と加盟料をお支払いいただければ、あなたにだけ宝くじの販売権利を譲渡いたします

と、もっともらしい言葉を並べてきますが、これは全て噓です。

宝くじ販売の権利が、かなり限定されているものであることを理解しおくだけで詐欺だと見抜きやすくなります。

当選番号を秘密裏に教える

宝くじを買おうと売り場で並んでいる際に、近寄ってきて「宝くじの当選番号を教えましょうか?」と持ち掛けてくる詐欺の手口があります。

銀行員や銀行関係者であると装うことも少なくありません。当選番号を秘密裏に教える

まず宝くじ売り場で声を掛けてきた時点で「怪しい奴!」と疑いましょう。

気が弱い人や優しい人は、一旦話を聞いてしまうとズルズルと引きずり込まれ搾取されかねません。

最も良い対処方法は、相手が話しかけてきた時点で目すら合わせず一切無視することです。

宝くじ・賞金詐欺に遭遇しやすい人の特徴

どういった人が宝くじ・賞金詐欺の被害に遭遇しやすいのでしょう。

騙されやすい人にはいくつか共通する特徴がありましたので、ひとつずつ説明していきます。

生活に困窮している

大富豪が宝くじを買うことは、あまりないはずです。

なぜなら、すでにお金があるため、それ以上増やす必要がないからです。

今の生活に満足している人は幸福感をしっかり覚えています。

働けど 働けどなお わが暮らし 楽にならざり じっと手を見る

石川啄木

反対に、石川啄木なみの困窮を日々感じている人ほど、「大きな山を当てて、今の暮らしを激変させたい!」と、切望しています。
宝くじ・賞金詐欺に5 遭遇しやすい人の特徴①生活に困窮している
詐欺師は喪黒福造のように、そういった心境で生きている人の心の隙間を巧みに狙ってきます。笑ゥせぇるすまん

「つけ入る隙があるからだ」といえばその通りなのですが、自らの境遇を不遇に感じている人ほど、ターゲッティングされる危険性が高いのも確かです。

自分が積み上げることをしており、充実感を覚えられていると詐欺師の甘言に騙されづらくなります。

生活費を稼ぐためだけの仕事であるライスワークに従事するあまり、自己肯定感が下がり詐欺師に騙されやすい状態になっている人は、生き方そのものを見直すことからスタートさせてみましょう。

借金がある

詐欺を仕掛ける側からすると、借金まみれの人ほど陥落させやすい対象はいません。

ひろゆき
貧乏になった人はリアルでバカになり、ムチャクチャな方法でカモられる

ひろゆき
お金に余裕がある人とお金がない人のIQは10点違う

論破王ひろゆき氏はこのように看破しましたが、まさに本質をついています。

本来、ポテンシャルが高く頭の良い人でも、借金が増えていくと「どうしよ、どうしよ…」となり、正常な判断能力を発揮することが困難になるものです。

頭の中が借金のことを考えることに占拠されているデメリットは、かなり大きいことを理解していない人が大勢います。宝くじ・賞金詐欺に遭遇しやすい人の特徴②借金がある

脳内でいくら思考をし続けても、現実はなんら変わりません。

現実を改善させるのは、具体的な行動のみです。

しかし、借金がかさめば、ずっと借金のことを考え続けることが習慣化するため、問題解決のために具体的なアイデアを出せなくなります。

こうして負のスパイラルから抜け出せなくなってしまう人もいるでしょう。

日本には自己破産という制度がありますので、借金を返済できそうにないなら、いっそのこと自己破産を選ぶのものひとつのやり方です。

考える余裕がなくなっていること自体、かなり危険であると認識しておきましょう。

見通しが甘く強欲

詐欺師に好まれる人は、欲深い傾向にあります。

欲をかきすぎると足元をすくわれるというのは本当です。

己の欲望を上手くコントロールして、エネルギーに変えられればいいのですが、欲に溺れてしまってはいけません。

人生を一変させる出来事はそうそう頻繁に起こるものではないのです。

何の努力もしていない状態で降って湧いたようなことには、疑いの目を向けるべきです。

見通しが甘い人は「自分はこのラッキーを享受できる選ばれし者だ!」となぜか受け入れてしまいがちです。

自らを客観視する能力が低く、根拠のない自信をやたらと持っている人も詐欺師から狙われやすいので注意が必要でしょう。

「38億円当たりました!」で、1,000万円を失った事例も…

「海老で鯛を釣る」ということわざがありますが、詐欺師はいかにすれば海老鯛状態に持っていけるばかりを考えているもの。海老で鯛を釣る

2020年10月に、ある男性が「宝くじが当たった!」と言われまんまと騙されてしまい、合計1,000万円以上のお金を騙し取られた詐欺事案がありましたので、紹介していきましょう。

詐欺の電話を受けたのは、沖縄県のうるま市在住の男性。

宝くじ詐欺のきっかけは、一通のメールでした。

そこには「38億円が当選した」と書かれていたのです。

高揚した気分になり我を失った男性は、メールに記載されていたURLをクリックします。

サイトには「当選金の保証をする為、電子マネーの番号が必要です」といった旨の文言が書かれていました。

すっかりサイトに書かれていた内容を信頼した男性は、すぐにコンビニへ出向き電子マネーを購入します。

番号の写真を撮影し、送信フォームから送ったのです。

合計で送信した回数は231回になり、詐欺師に搾取された金額の合計は1,101万8,000円にも上りました。

男性の行動に対して「なぜ200回以上も、言われた通りに送信したのだろう?怪しいとは思わなかったの!?」と不思議に思うかもしれません。

そこにはある心理的作用が深く関与しています。

詐欺師を喜ばせる自己正当化バイアスとは?

自己正当化バイアスが働くと、都合の悪い情報を無視して「自分が信じたい!」という情報のみしか視界に入れなくなるのです。

この心理的作用が詐欺師からすると、願ったり叶ったり。

被害に遭った男性が信じたかった情報は「38億円が当たった」というもので、他のものは信じたくなかった情報だったのでしょう。

一度、お金を振り込んだり、あるいは犯人に言われた通り送信するなどの行動をとると、より自分のとった行為を正しいと思い込みたいという心理が働きます。

「これだけたくさん送信したんだから、きっと近いうちに38億円が手にできるに違いない」と男性は想像したのでしょう。

自己正当化バイアスは、「これは騙されているかも?」「もしかして詐欺に引っかかっちゃった?」などと思えば思うほど、その心理をくつがえすための行動をとりやすくなるのです。

例えば、X JAPANのToshiさんは、ある新興宗教にトータルで10億円も騙し取られたと語っていましたが、もっと早めに入信先の怪しさに気が付いて、足を洗っていれば10億円もの大金を搾取されることはなかったでしょう。X JAPAN Toshi

このように騙す側からすると、いかに自己正当化バイアスが発動するのかを誘導できるかが、計画した詐欺を遂行できるかどうかの鍵を握るのは確かでしょう。

「宝くじの当選=幸福」ではない

やや話が宝くじ詐欺とズレてしまいますが、みなさんは大金が当たったら幸せになれると思いますか?

「好きなものが買い放題」「労働から解放されて超幸せ」といった感じで、ハッピーライフを想像する人が多いかもしれないですが、実はこれって大きな間違いです。

結構な確率で当選後に生活のバランスを崩し、不幸になるという事例が報告されています。

高額当選は、詐欺師のような悪い人間を吸い寄せるきっかけになりやすいので、実際に合った事例を紹介しましょう。

ビリー・ボブ・ハレル・ジュニアの事例

大金を宝くじで手にしたのは、アメリカのビリー・ボブ・ハレル・ジュニアビリー・ボブ・ハレル・ジュニアの事例

彼はそれまで低い賃金ながら、妻と3人の子供に恵まれて慎ましやかに暮らしていました。

彼の人生が一変したのは1997年。

35億円という桁違いのお金をふいにゲットします。

仕事を辞めて家族でハワイに移住し、車や家を買うなど豪遊を始めます。

一気に懐事情に余裕ができたためビリーは調子に乗ったのか、慈善団体に寄付したり、親戚一同に大盤振る舞いするなど派手なお金の使い方を覚えてしまいます。

当選から2年が経過し、彼がどうなったかといえば自ら命を絶ってしまいました。

当選してから1年以内に妻のバーバラとは離婚。

ビリーが大金を手にしたと聞き、融資や寄付の勧誘が激増したそうです。

宝くじ当選後に、近寄ってきた人間はビリーが好きだからやってきたのではなく、ビリーが大金を当てたから寄ってきただけです。

そんなことが続くと人間不信になって当然でしょう。

亡くなる間際にビリーはファイナンシャルプランナーへ「最も最悪なことは宝くじに当選したことだ」と語ったのだとか。

もし彼が当選しないまま暮らしていたら、妻と離婚することもなかったでしょうし、もっと長く生きたことが予想できます。

宝くじ・賞金詐欺の見分け方

まず連絡がきたり、声を掛けてきた時点で信頼するに値する人物なのかを徹底的に確認すべきです。

詐欺師のほとんどは、温厚で親切そうに映ります。

しかしどんなに優しい顔をしていてもお腹の中では、どんなことを考えているかわかりません。

〇〇から業務委託されています

と言われても、口先だけでは何とでも言えるため、言葉を素直に受け取るのも危険です。

基本的に当選番号をこっそり教えるということ自体ないので、そういった話を持ち掛けてきた時点で「自分を騙そうとしている」と判断して問題ないでしょう。

よく「馬券の買い方ビジネス」でツッコまれるのが、「自在に当てられるのなら、いくらでも儲けられるはず。馬券の買い方を教えて、わざわざ小金を稼がなくてもいいでしょう?」というものです。

宝くじ詐欺にもこれは当てはまります。

こっそり教えるので、お金をご用意ください

といわれたら、「番号がわかっているのなら、あなたが自分で儲ければいいじゃないですか?」とツッコめるくらいになっておきましょう。

「世の中に苦労せず儲けられることなどまずない!」と肝に銘じていれば、詐欺被害は回避できます。

まとめ

宝くじ・賞金詐欺について解説してきました。

人間は虚を衝かれるのに弱いところがあります。

おめでとうございます!

と言われれば、脊髄反射で「何か良いことがあったんだ!」と思う面もあるでしょう。

しかし詐欺師は、いかにターゲットの気持ちを揺れ動かせてお金を搾取するかばかりを考えています。

着実に積み上げてきたことではないにもかかわらず、いきなり濡れ手で粟状態になること自体がまずおかしいと捉えてください。

人は浮かれると必ず痛い目に遭うものです。

詐欺被害を避けるためには、「しっかりと知識を増やして油断しない」という、とてもシンプルな結論にいたります。

あなたもトラストリテラシーを高めて、詐欺被害に遭遇しないようにご注意くださいね。

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